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庭の木とのお別れ

2015/02/20 22:26

今日、ここに長らく生きてきた2本の木と、お別れしました。

前の道路のほうにだいぶん伸びてたので、
安全のためと、地主さんの判断で、
切られることになりました。


↑分校時代からあったという、立派なプラタナス。
落葉してるけど、葉がついてるときはもっと存在感あります!


↑右の松の木。こちらもなかなかの存在感。

これまでにも、台風で木が倒れたりということも何度か見聞きしてきてたし、
道路を塞いだり、最悪被害が出てもおかしくなかったので、
地主さんの責任もあり、仕方のないことではありました。

シンボルツリーを失うようで、さみしさを感じつつ。

でも
かつてこの分校に通われてたという、隣の集落の大工さん筆頭に
連携プレーで大木を丁寧に切っていかれる姿は
カッコいい!と思いました。
(集落大工さん、ほんとになんでもされるのです!!頼れる地域の味方!)



切られた松からは、
新鮮なキュウリの切り口から水の粒があふれてるみたいに(わかりますか!?)、
フレッシュな(?)ヤニがあふれ出していました。


思わず触ってしまったら、手にベットリ年輪型のヤニが…
石鹸でも、とれません(^^;;
そしてアロマか?と思うほど強い香り!わたしはわりと好き。

残念ながらこの木は、(たぶん山に)捨てられるのだけど。
(材として使うには細く、薪にするにはヤニが多すぎて向いていないのです…)
こんなんみたら、ヤニも活用できたらおもしろいのにーと思ってしまう。

プラタナスのほうは、
家具や小物に、細いところは薪に、
なんらかの形で
また命を吹きこめたら…と画策中。

一番太い根元付近、芯に腐りが入ってたのが残念やけど!
きっとまたココで活かせるはず^^


いつもよく乾燥された材木を触ってるので、
切りたての木のしっとり瑞々しいかんじは、新鮮。

切り株に、触れて、ありがとうを言いました。

昨年、
古い蔵の梁だった木を活用して、家具を作らせてもらったのですが、
そのお客さまの気持ちが
少しわかった気がします^^

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栗本家具工房
http://kurikagu.com

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