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美を考える

少し怪我をしてしまったことで、現在、立ち止まって考える時間を持っています。

 

自身の作っていきたいものを改めて考えると、美しいものを作りたい、シンプルにこれだけでした。最初に木工をしたいと思った時に思ったことと同じでした。

 

ある方からの投げかけを頂き、自身の求める美しさに向き合う時間を持っています。

 

今までは、漠然と、いいな、きれいだ、感動する、美しい、と感じていたことに更に目を向け、なぜそう感じるかの要素を観察したら、それぞれに理由があるんですね。

自然界のものはそれだけで、五感すべてにおいて美しい。生き物も植物も。

人間が作り出した美しさも様々なものがあり美しい。直線性や連続性、曲線、円、それらの融合。素材に関しても木や金属、石など素材によって印象が変わってくる。

 

今日はとなりの若狭町にある縄文博物館に来ているのですが、昔に作られたもの、年月を重ねたものはそれだけで惹きつけるものがある。

また、縄文博物館の好きなところは建造物として非常に考え抜かれているところがあること。土器を、ただ、展示しているだけではなく、空間作りや光や音の作り方、見せ方、設計の方が考え抜いて作ったことが伝わってくる。

そこに置いているベンチと椅子も好きで、自然と融合したものづくりをされている。

 

木という素材を扱う人間として自身の美を追求したものづくりをしていきたいです。

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栗本家具工房
http://kurikagu.com


メガネケース

メガネのデザイン・販売をされている会社様からのご依頼で、木のメガネケースの試作をさせて頂きました!
良い感じに仕上がりました。また改良されていく予定です。

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